簡単なメンテナンス
スタジオ、プール音響機器のお手入れや使用の際、ご参考にしてご対応下さい。
赤字はヘッドセット(インカムマイク)のみの症状
ワイヤレスマイクの故障症状
・音声が出ない
・音声が小さい
・音声が急に大きくなったりする
・ハウリングが発生する
・雑音が出る
・スイッチオン時ランプ(LED)点灯しない
・電池の消耗が早い
・内部基板が錆びる(腐蝕する)
・その他
といった症状が問題になっています。
マイク本体の故障が考えられますが本体側(チューナー)の問題も現場ではよくあります。
簡単なメンテナンス方法と維持管理について
- レッスン使用後の汗等の水分を拭き取る。
- 保管場所は通気の良い場所で。
- プールなど湿度の高い場所では除湿材を入れた箱の中で保管するのも良いです。
- 充電型電池を使用されている場合電池を使い切ってから充電する。
- 落下時衝撃吸収のため、ふうぼうを使用する。(口紅付着防止及防臭効果も有り)
- 電池入れ替え時、マイナス側スプリングを強く押さない。(バネ力が弱くなり接触不良の原因となります。)
- マイクメーカー専用充電器を使用されている施設では、充電器のマイク挿入部底側にマイク充電コネクターがありますので2~3週間に一度クリーニングが必要です。
(接触不良のため充電ができなくなります。) - トランスミッター部とヘッドセット部を中継しているケーブルの断線及びマイクアーム部の断線故障が非常に多く見受けられます。中継ケーブル、マイクアームは予備として1本づつあれば安心です。
また故障時のチェックがしやすくなります。
マイク使用時の注意点
- 音声チェックする時にマイクヘッドを手で叩かない。(ボイスコイル等破損の原因になります)必ず声出しでチェックする。
- マイク部には必ずふうぼうをしてください。ふうぼうをしないとポップノイズが入りやすくなり雑音の原因になります。
- ヘッドセット装着時マイク部は口元から最低5cm以上離してください。息継ぎ雑音の原因になります。
- 汗や口紅が付着した時は、拭き取っておきましょう。
- 中継ケーブルは断線しやすいので、引っ張らないようにして下さい。
- ヘッドセット固定時、ツマミねじをきつく締めすぎると、俗に言う「バカ」になり締まらなくなります。
- マイクアーム上部の短いケーブルは決して巻かないでください。断線による故障の一番の原因です。
- ハウリングが発生する場合マイク音量を下げる。
(強く出る場合ハウリング防止機がありますのでご相談下さい)