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CDプレーヤーの故障(音とびの症状)

音飛び現象が起こる原因は主に5点あります。


1.CDソフトに傷や汚れ等がついている場合とりあえずクリーニングをしてください

CDソフトに原因がある場合は
同じ曲の同じフレーズのところで音飛びする
違うソフトをかけてみたら正常に音声が出る
といった症状がでます。


2.CD-Rのメディアはメーカーによって透過率の良し悪しがあるといわれています

国産のレーベル(太陽誘電等)は透過率が良いので、音飛びするCD-Rが外国製のものや傷がついているものなら、再度国産のCD-Rで焼きなおしたものをお使いください。
CD-Rなどのデジタル記録メディアも時間経過により、劣化していきます。
音声が途切れる、音声が小さい、雑音が出る、音声が波打つ、音とび現象等の症状が出る場合、このケースも考えられます。


3.設置環境の問題(床からCD本体への振動伝播)

最近のCDプレーヤーは音飛び防止機能が搭載されているものが多いのですが音飛び防止機能がないCDについては以下のとおりです。
通常スタジオの床構造はローインパクトとなっており、かなり弾力性があります。そのため、レッスン時、収納ラックをとおし、CDプレーヤーに床の衝撃がダイレクトに伝わり音飛び症状が出てしまいます。
この場合、対処方法としては2点あります。

収納ラックのキャスター部(足部)の下にゴム板等の吸振材をセットし、振動伝播を弱める方法
CDプレーヤーの足の下に吸振材をセットする方法

この場合、ゴム片では振動吸収率が弱いため、特別の吸振材(振動吸収率95%以上の材料)が必要になります。また、ラックマウント型CDプレーヤーは置型に変更する必要があります。


4.CDプレーヤーのメンテナンス不良

CDプレーヤーの動作中、静電気が発生してピックアップ等にほこりやチリが付着することがあります。音飛びの症状が出たとき、市販のCDクリーナー等で清掃してみてください。
ただし、何度もやりすぎると逆効果でピックアップの損耗を早めることがあります。
(スタジオラックの中は結構ほこりがたまっています)


5.CDプレーヤーの故障(ピックアップ部の損耗)

CDプレーヤーのピックアップ(レーザー光を出力してCD面に反射させて読み取るパーツ)は、消耗部品です。環境や使用条件で損耗しますので速やかに修理依頼をして下さい。

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